
どんなこと聞かれるんだろう?
面接対策を知りたい。
こんな疑問にお答えします。
この記事を書いている私も40代で2度も転職を経験しました。
面接は就活以来とか10年ぶりとかという人も多いと思います。
しかも40代の面接は20~30代前半での面接とは求められるものが異なります。
でも安心してください。ポイントさえ押さえていれば問題はありません。
面接時に緊張しないためによく聞かれる質問について注意点も交えて紹介します。
面接で聞かれる7つの質問と回答の注意点
自己紹介・職務経歴
面接のオープニングでよく聞かれる質問です。
面接では面接開始からの数分間で印象が決まってきます。
そのため一番重要な部分だといっても過言ではありません。
要領よく理解しやすいように話せるように準備と練習しておきましょう。
またここで相手が質問しやすいようなポイントを仕掛けておくと面接の主導権を握れます。
質問が予想通りに進むため、落ち着いて面接ができます。
なので自己紹介・職務経歴の説明についてはよく練っておきましょう。
注意点としては、「なぜ?」ということを自分の経歴などで自問できていないと詰まってしまうことです。
以降の質問でも同様のことが言えますが、「なぜ」と繰り返し自問自答して深堀しておくようにしましょう。
退職理由
事業縮小によるものや統廃合などの会社都合の場合は事実のまま伝えても構いません。
ただし、能力不足と捉えられるような発言はしないようにしましょう。
自己都合の場合は、会社と合わなかったとか悪口と捉えられるような発言はNGです。
自分の目指すキャリアの方向性や家庭の事情などやむを得ない事情を説明すべきです。
複数転職がある場合は、それぞれ聞かれる可能性があります。
つじつまが合うようにしっかりと準備しておきましょう。
志望動機
新卒での就職活動ではホームページに記載のある経営理念や社長メッセージなどから引用して志望動機にする学生は多いです。
しかしながら40代となるとそれではダメです。
これまでの経験やスキルをアピールしつつ、即戦力となりうる人材であることを相手に理解させることが重要です。
十分に企業研究をし、さらには業界や同業他社についても調べたうえで、あなた自身が貢献できる部分をピックアップできるよう準備しておきましょう。
長所・短所
こちらもよくある質問です。
意図としては業務への適正を見極めようとしています。
よって応募企業を研究していればあなたのどういった長所にまつわるエピソードを話すべきか、また短所で話してはいけないものは何かわかると思います。
注意点としては以下になります。
・自慢話に聞こえないようにする
・長々と話さない
・募集ポジションや職種でネックとなること以外のエピソードを選ぶ
・短所を補ってうまく業務をしている点まで話す
どのような貢献ができるのか
志望動機と被る可能性がありますが、ここではより具体的に説明できるようにしておきましょう。
応募企業の経営課題に対してあなた自身の経験・スキルが貢献できることがアピールできればよいでしょう。
注意点としては理想や願望のようになるのはNGです。
あなたによって実現可能であると思わせることが重要です。
失敗経験
失敗経験では対応力やチャレンジ精神があるかということがわかる質問です。
どのように対処したのか、その失敗から何を学び以降どう活かされたのかを説明しましょう。
失敗したことはありませんというのはマイナスなので適切なエピソードは用意しておきましょう。
ただし、以下のような失敗談は避けたほうがいいでしょう。
質問はありますか?(逆質問)
最後の質問として「何か質問はありますか?」という逆質問があります。
これはアピールチャンスですので出来るだけ質問しましょう。
面接で気になることを深堀したり、その他気になることを質問するといいです。
注意点としては福利厚生や待遇面のことを執拗に聞いたり、ホームページなどちょっと調べればわかることを聞いたりするのは避けるべきです。
印象が悪くなったり、意欲がないと思われてしまいます。
面接でのNG例
身だしなみ・服装・態度がだらしない
身だしなみ・服装
清潔感は必須です。ヘアスタイル、つめ、ヒゲ、メイクなどしっかりと気を配りましょう。
また服装はスーツでほとんど大丈夫だと思います。
ただし、よれていない折り目がきちんとしたものにしましょう。
心配であれば転職エージェントの担当に相談してみてください。
態度
面接先にもよりますが、1次面接は人事担当の若い社員が対応する場合もあります。
さすがに横柄な態度を面接時に取ることはないでしょうが、気を抜いたときに不意に出てしまわないようにしましょう。
若手が出てくる場合は必ず馴染めるのかどうかをチェックしています。
新卒っぽい受け答え
40代の面接は20~30代前半の面接とは求められるものが異なります。
例えば「学ばせていただきます」とかはNGです。40代を採用する理由としては、経験・スキルを活かして即戦力として活躍してくれることを期待しているからです。
また「キャリアアップのため」というのもマイナスイメージを持たれるかもしれません。
欧米では「I」というより「WE」というほうが評価が高いようです。
確かにステーブ・ジョブズのスピーチも「我々」「我々のチーム」みたいな表現が多いですね。
自分が何を手に入れるのかという「I思考」よりも、我々のチームのためにどう貢献して我々の会社にどのような成果をもたらしてくれるのかという視点の「WE思考」が40代には求められています。
まとめ:備えあれば患いなしです
面接でよく聞かれる7つの質問とその注意点を解説してきました。
結局は事前準備がとても大切であるということは理解いただけたと思います。
仕事をしながら万全の準備を整えるのは難しいため転職エージェントの利用は必須でしょう。
もちろん、私自身も転職時には利用しました。
面接オファー前に履歴書と職務経歴書をチェックしてもらったり、面接日程の調整をしてもらったりで大助かりです。
仕事も勝負も準備が十分であれば上手くいくように面接も同じです。
抜かりなくやることで気持ちも落ち着きます。
あなたの魅力がしっかり伝わるような面接をしてください!