
苦労するひとの特徴ってどんなのだろうか。
対策があれば知りたい。
そんな疑問にお答えします。
✔本記事の内容
・40代の転職が苦労する理由
・40代の転職で苦労するひとの特徴
・40代の転職を成功させるための対策とは
僕も40代で転職したときは苦労しました。
また転職エージェント歴10年以上で多くのミドル層の相談も受けてきました。
どんな苦労があるのかわからないと余計に不安になりますよね?
でも苦労するポイントがわかれば対処することは可能です。
3分程度で読み終える本記事を参考にして、転職での苦労を極力減らしていきましょう!
40代の転職が苦労する理由
40代が応募できる求人が少ない
転職活動を行う際に手始めに求人サイトを検索するひとは多いでしょう。
そうすると目立つのが「若手が活躍しています!」「平均年齢27歳と勢いのある会社です」的なキャッチコピーです。
年齢制限をするには一定の規制があるため「不問」となっているケースも多々ありますが、どれに応募していいのか分かりづらいと思います。
40代の転職は候補になる求人を見つけるのから苦労します。
書類選考が通らない
40代の転職は書類選考通過にも一苦労です。
実際、僕も自分で求人を探し応募しましたが連絡も来ないとかザラでした。
理由としては以下が考えられます。
闇雲に応募したところで徒労に終わることが多いのです。
職場に馴染めるのかと懸念されている
40代の中途採用を数多くされている企業は少ないと思います。
そのため自社の社員(特に若手社員)とうまくやれるのか心配されます。
新卒で入社して10年経った社員もまだ30代です。
会社としては10年の実績がある社員のほうを信頼しているため、30代の社員の下につく可能性もあります。
よって20~30代の転職よりは人物的な評価もシビアに判断されることもあり苦労するのです。
40代の転職で苦労するひとの特徴
ここでは転職活動中よりも転職してから苦労するタイプについて解説していきます。
前職の待遇(ポスト・給与・福利厚生など)を引きずっているひと
40代だと前職でそれなりの肩書や給与などがあった方も多いはず。
そのためか転職後も引きずってしまうことがあるようです。
もちろん、転職前もそれにこだわりすぎて決まらないという事態もあります。
例え一度は納得したものの入職後にぶり返してしまうことは多々あります。
そうすると過去を振り返るたびにモチベーションが下がり、新しい職場でのパフォーマンスが低下してしまいます。
成果も出ないことから、期待して採用した企業の信頼も失うことになります。
柔軟性に欠けるひと
新しいことにチャレンジし続けている人は柔軟性が高いかもしれませんが、そうでない人は柔軟性に欠けている可能性があります。
長い間、経験でなんとか仕事をして「今までのやり方」を変えてこなかった場合は要注意です。
新しい職場にはそこでのやり方があります。
もちろん改善はしていくべき所があったとしても、いきなり「前の会社ではこういうやり方でうまくいった」といって変えてしまうと混乱します。
まずは柔軟性をもってその会社のやり方に馴染んでいくべきです。
年下とのコミュニケーションが下手なひと
転職すると新しい職場にて人間関係をゼロから構築していかなければいけません。
あなたより若いひとが多くいる職場のことがほとんどでしょう。
そのため年下とのコミュニケーションが下手だと、人間関係の構築がうまくいかず浮いてしまいます。
僕もここは大変苦労しました。
物事は知っているかもしれませんが、社内では実績を出していない新人です。
年齢が上とか下とかは関係ありません。
謙虚さを欠いているとコミュニケーションもうまくいきません。
コミュニケーション力は仕事をやりやすくするための必須スキルといえるでしょう。
コミュニケーションに自信がないひとは今からでも色んな人と交流して訓練する必要があります。
40代の転職を成功させるための対策とは
40代の転職を成功させるためには様々な要素があります。
ここでは苦労するポイントをなくすための方法を解説します。
また40代の転職成功で必要なこと【前提条件+ポイント5選】でも詳細に解説していますので併せてお読みください。
転職エージェントの活用
40代の転職では「転職エージェントサービス」を利用しない理由はありません。
転職エージェントを利用する主なメリットは以下になります。
そのため一人で活動するよりも求人探しや書類選考も効率が上がりミスマッチも減らせることが可能になるのです。
40代の転職に強い転職エージェント会社について解説した下記記事も参考にしてみてください。
新人であるということを自覚する
40代で転職をするのであれば、新しい職場では新人であるということを自覚しなければいけません。
前職では年功序列のもと「年齢や年次」で上下関係が決まっていたと思います。
しかしながら転職するとこれまでの信用も実績もリセットされます。
なので「信用を積上げる、実績を出す」ことにフォーカスして、誰に対しても学びの姿勢を持つように心がけてはいかがでしょうか?
そうすると自然に謙虚な態度で接することができるはずです。
守・破・離
またこれまでの経験・知識は聞かれたら答えるレベルにとどめて、まずは新しい職場のやり方に慣れましょう。
まさに「守・破・離」です。
守破離(しゅはり)は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修業における過程を示したもの。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本において芸事の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想で、そのプロセスを「守」「破」「離」の3段階で表している。
例)
守:支援のもとに作業を遂行できる(半人前)。 ~ 自律的に作業を遂行できる(1人前)。
破:作業を分析し改善・改良できる(1.5人前)。
離:新たな知識(技術)を開発できる(創造者)。
収支の見直し
転職しても報酬が維持もしくはアップしていれば問題ないのですが、40代の転職ではダウンすることも大いにあり得ます。
そのため転職を機に家計を見直して支出をおさえるようにしてみてはいかがでしょうか?
結果、選べる求人も増えてくるため仕事内容など根本的な部分で検討できるようになります。
また入職後に結果を出して昇給した際には余裕資金が生まれます。
それを資産運用にまわすことで将来に備えることもできるようになります。
ムダな支出を抑えることは安心に繋がっていきます。
将来の資産形成と転職の選択肢を増やすという目的のため支出を見直すのはいいことだと思います。
まとめ:改善していきましょう
いかがでしたでしょうか?
今回は転職活動中と入職後に苦労する理由・タイプについて解説しました。
いずれも該当しないというひとは少ないかもしれません。
僕自身も上記ポイントで苦労しました。
とはいえ自覚して改善していくことでうまくいくはずです。
気持ちを改めて、また覚悟してあなたにマッチした職場を見つけましょう。
併せて読みたい
転職活動全体の流れをつかむことも大切です。こちらの記事を参考にして計画的に進めましょう。