40代からの転職って厳しそうだなぁ?異動で色々と経験はしたが自信のあるスキルがないし難しそう。
そもそも40代を採用してくれるような求人ってあるの?
そんな方にお答えします。
40代の転職は厳しいのか?
転職や今後のキャリアについて考えている40代の方の不安としては「40代の転職って厳しい」というイメージがあると思います。それは半分正しくて、半分間違いです。
40代の転職は厳しい
理由は以下のとおり
■20代・30代の若い世代と同じ感覚でいるから
■会社の力×自分の力=自分の力と思っているから
この2つの勘違いのせいで厳しいものになっていきます。詳しくみていきます。
✔20代・30代の若い世代と同じ感覚でいるから
若い世代だと採用後に育てるということを前提に、前向き・素直・意欲があるとかでも評価されますが40代だとそもそも求められている条件が違います。
しっかりと自分の強みを分析し、求人企業の求める人物像とすり合わせていかないといけません。
✔会社の力×自分の力=自分の力と思っているから
現職が有名企業だったりすると「社格と役職」の力で転職できると思っていませんか?それは大きな間違いです。
面接ではお世辞を言われるかもしれませんがあくまでも評価されるのはあなた個人の力です。自分の力を評価してもらうようにプレゼンしないと面接もうまくいきません。
安心してください。求人はたくさんありますよ
求人サイトを見ていると「35歳まで(例外事由)」「若い社員が活躍しています(平均年齢29歳)」とかよく見かけます。
でも安心してください。
私も40代に転職を経験しました。その時は転職エージェント会社に登録したのですが、初回で約20件ほどの候補をいただきました。
マネジメント層の求人は求人サイト(広告)で表立って出していない場合があります。転職エージェント会社は無料ですので情報量の多そうな会社に登録すると安心です。
もちろんこれまでのキャリアによってはもっと候補が少ないかもしれませんが後述の成功のポイントを押さえればマッチする求人が見つかる可能性は高まります。
やみくもに活動するのではなく、しっかりと準備をしてうまくプロの力を借りることが肝心です。
40代の転職で成功するためのポイント
ポイントは3つあります【ポイント1はすぐにやること!】
解説していきます。
さきほど「社格と役職」の話をしましたが、売りになるのはそういった「良い肩書」ではなく「あなたができること」がポイントです。
「専門知識・専門技術」と「仕事の仕方・人との関わり方」の2つのポイントで整理してみてください。これはいざ転職をすると決めていなくてもすぐにやるべきです。まずは自分を知らないと人生100年時代を生き抜くことはできません。
一見関係ないように見えますが、特別なスキル・経験がないと40代の転職は年収条件が下がることがあります。そのため早い段階で家賃や教育費、食費、通信費などの固定費を見直し、世帯収入の割合を抑える=家計の収支に余力を蓄えるということが大切です。
ポイント1で明らかにした「自分の売り」とマッチした企業を探します。求人票だけでなく会社のホームページなどもチェックしてください。
私は転職エージェント会社を利用していたため、担当のエージェント(とても優秀な方でした)が把握している求人企業の求める人物像などの情報を参考にしながら決めました。
4つの選択肢を検討してみよう
2021年4月から改正高年齢者雇用安定法が適用され70歳までの雇用継続が努力義務とされました。とはいえほとんどの企業が60歳で定年、再雇用されても65歳で終わるのが現状です。
また黒字リストラも増加し45~50歳の団塊ジュニア世代と50~55歳のバブル世代の割合を減らし、若手にシフトしています。
会社の用意したレールに乗っていれば安泰という時代は終わり、あなたのキャリアはあなたが決めていくしかありません。
今後の想定されるキャリアは以下の4つです。
まずはどのタイミングでどこを着地点にするかを決める。次に棚卸で明確になったあなたの売りをどうしていくかを考える。
すると次のアクションに移るまでに何をすべきか(=現状のスキルに何を補強するのか)が見えてくるのではないでしょうか?
40代の転職はしっかりと準備して挑めば決して難しくないというお話でした。