
おとなしく経験業種で検討すべきだろうか?

そんな疑問にお答えします。
・キャリアチェンジとは?メリットとデメリットを紹介
・40代でキャリアチェンジ転職をする心構え
・未経験から転職を成功させるための3つのポイント
そんな僕は2度のキャリアチェンジ転職を経験しました。
1度目は同職種・異業界(営業職)、2度目は顧客の業界(介護業界)が同じところです。
現在は転職エージェントとして働いており、エージェント歴は10年以上になりました。
「未経験分野に興味があるけど踏み込めない。」
そんなあなたに向けてこの記事を書いています。
3分程度で読み終えますので、是非最後までお付き合いください。
キャリアチェンジとは?メリットとデメリットを紹介
仕事をはじめて15~20年も経過すると「果たして今のキャリアでいいのだろうか?」と考えますよね?
僕はひどいもので、異動もなく新卒から同じ部署だったので飽きたから転職しました。
とはいえキャリアチェンジ転職にはメリット・デメリットがあります。
ここでは「そもそもキャリアチェンジ転職とは?」や「メリット・デメリット」について解説していきます。
キャリアチェンジ転職とは?
そもそもキャリアチェンジ転職とはどういったものなのでしょうか?
40代での転職は主に以下のようなことを目指して転職します。
これらはキャリアアップ転職でこれまでのキャリアを縦方向に発展させ、経験に厚みをつけて市場価値を高める方法です。
それに対してキャリアチェンジ転職は横方向に発展させ、キャリアの幅を広げる方法になります。
キャリアの専門性や連続性は途切れますが、やりたいことをやるという充実感・満足感を重視するキャリア観です。
キャリアチェンジ転職のメリット
キャリアチェンジ転職には以下のメリットがあります。
中々に魅力的な気がします。
今は好きなことをして稼ぐのが注目されています。
1日の多くの時間を使うので働くことに充実感を求めるのは当然の流れだと思います。
キャリアチェンジ転職のデメリット
魅力的なキャリアチェンジ転職ですが40代ではデメリットも考えておかなければいけません。
そもそも40代の転職で採用側が期待するのは「特定分野の専門性」です。
わざわざ未経験者を採用して教育をするのであれば若手を優先します。
また収入も平均値を下回る可能性すらあります。
僕も2度目のキャリアチェンジ転職時は地方企業ということもあり「新卒の給与か?」と思うぐらいの金額でした。
また40代の転職自体、年下上司のもとにつく可能性はあるのですが、
キャリアチェンジ転職は特にその可能性が強いです。
これらのデメリットは十分に考えられることばかりです。
そのため納得感のある仕事と引き換えに耐えられるものであるかをよく検討する必要があります。
40代でキャリアチェンジ転職をする心構え
40代でキャリアチェンジ転職には以下の点を抑える必要があります。
それぞれ解説していきます。
中長期的なキャリアプランの計画を立てる
思いつきでキャリアチェンジ転職はするべきではありません。
なぜなら、大なり小なり痛みを伴うからです。
キャリアチェンジ転職をして、新しい経験を積んだあとのことまでイメージすべきでしょう。
例えば前の経験と掛け合わせた仕事をするとか、今の仕事で起業するとかです。
もちろん新しい挑戦をすることは素晴らしいです。
とはいえ、痛みに対する将来的なリターンも考えておくようにしましょう。
給与ダウンに対処できるようにする
興味のある仕事なので、ゆくゆくは成果も出し、昇給するかもしれません。
しかしながら、当面は収入が減っています。
その期間を生活するために対処できるようにしておくべきです。
具体的には生活費を見直す、貯金をしておくなどです。
僕が給与ダウンをなぜ受け入れることができたか不思議に思われているかもしれません。
それは不本意ながら「独身」だったからですw
パートナーがいる方はよく相談しましょう。
協力してくれたら心強いですね。
柔軟性をもつ
柔軟性を持つことも大切です。
例えばキャリアチェンジをした結果、思ったことと違う場合も当然あります。
そこでキャリアプランと変わったことに対してネガティブに捉えることなく、また前向きに新しい目標を見つけるだけです。
あなたが計画したキャリアプランを固定化しすぎると予想外の事象に対処できなくなります。
また会社や業界が変われば、これまでの常識とは違うことも多々あります。
そのような事態にも対応力が求められます。
そのためキャリアチェンジ転職には特に「柔軟性」が必要なのです。
未経験から転職を成功させるための3つのポイント
40代の転職は経験している仕事の範囲でしか成功できないのでしょうか?
ここでは未経験から転職を成功させるためのポイントを3つご紹介します。
経験職種にて他業界に転職する
ある業界に興味を持ったとしても、未経験職種だといきなりは転職は難しいです。
その場合は、経験職種にてその業界をまずは目指してみるといいでしょう。
例えば営業経験者でWEBマーケティングに興味が出たとします。
営業とマーケは近い職種ではありますが狭き門です。
そこで営業としてその企業に入社して興味のある仕事の近くで仕事をするのです。
そうすれば独学でもかなり捗る環境なのでその分野の知識が身につきやすく、その努力が認められればマーケの仕事を任されるかもしれません。
少し遠回りかもしれませんが、興味のあるスキルを習得するためには、その環境に身を置くのが一番なのでおススメの方法です。
マネジメント経験を活かす
マネジメントスキルが高ければ業界を跨いだ転職も不可能ではありません。
あとはいかにそれをアピールするかです。
これはプロの力を借りたほうが成功率が高いと思います。
特にハイキャリアに強い転職エージェントであれば、マネジメント職の求人も多く保有しており、採用企業へのアピールも得意です。
以下の転職エージェント会社はミドル層のハイクラス求人ではトップクラスです。
まずは無料の登録をして打ち合わせしてみてはいかがでしょうか?
スキルの掛け算で出来ることを探す
全くの未経験だと書類選考もままなりません。
そこでこれまでの複数の経験・スキルを掛け合わせて、相手企業の採用ニーズを満たすことを考えてみましょう。
そのためには自己分析をしっかりとやる必要があります。
企業情報については求人票だけでなくWebサイトや経営者のSNSなどもチェックしましょう。
また転職エージェント会社もうまく利用し、担当者から企業の詳細情報をヒアリングすることも必要です。
あなた自身の強みや相手情報は多いほど対策は取りやすくなります。
時間をかけてでも準備は整えておくべきです。
まとめ:悩める世代、40代
いかがでしたでしょうか?
人生100年時代であと30年ぐらいは働くことを考えると、キャリアチェンジ転職は大いにアリだと思います。
とはいえ、個別の事情もあることから全員が出来るわけではありません。
でもせっかく多くの時間を捧げているので、満足度の高い仕事をしたいはずです。
40代は色々と悩みが多くなる世代だと思います。
あなたが理想とする仕事やキャリア観に少しでも近いところで働けることを願っております。