営業が嫌だと思っている人
私は新卒で入社した会社で希望していない営業職に配置されて以来、以降転職後も含めて営業経験は10年以上になります。同じ営業仲間からの相談や仕事上で関わった営業マンから聞いた話など多数あります。
そんな経験から感じたことをシェアしていきます。
営業が嫌だと感じる理由【よく聞く5つの理由】
ノルマがきつい
営業にはノルマがつきものです。意味としては 一定時間内に果たすよう個人や集団に割り当てられる標準作業量のことです。一般的には売上目標(月間・四半期・半期・年間)を思い浮かべるかもしれません。また会社によっては細かくKPIを設定してそれもノルマとしていることもありますね。
それによってインセンティブとして報酬に反映されるところはモチベーションになるかもしれませんが、うまくいってない時なんかは苦痛でしかないと思います。
残業が多い
そもそも外出することが多いため、帰社してからの残務処理や明日の準備・資料作成、なぜか定時以降に行われる営業会議などなかなか定時きっかりにあがれません。また売上目標が厳しいときなど、早く帰ろうものなら上司に怒られたりする人もいるのではないでしょうか?
私は新卒のころは不動産のマンション販売をやっており、体育会系のノリの社風でしたので定時は22時なんだと自分に言い聞かせておりました。。。(今は改善されているようですが)
社内・外の人間関係
営業成績が振るわないと何かにつけて上司から進捗状況など詰められたり、怒られたりすることがあると思います。またチームでやっている場合、成績が悪いと迷惑をかけてしまうと感じストレスになる場合もあります。
社外でも取引先や営業先と気兼ねなく良好な関係が構築できてればいいのですが、なかには気難しい人もいることでしょう。
テレアポ・飛び込み営業などの新規開拓営業が苦しい
私自身もテレアポや飛び込みは苦手でした。マーケティングがしっかりした会社であればある程度の見込み客を集客してくれるのでしょうが、マンパワー頼みのところでの営業職はきついと思います。
よく同僚と「俺、心が不感症になってきたかも」とか言っていました。
自社商品やサービスに自信が持てない
よく上司に自分の商品に惚れ込みなさいといわれていましたが、相場よりぶっちぎりで高いとか成果の出にくい商品やサービスってなかなか自信がもてないですよね。
自分自身が納得できていないとお客様に対して自信をもってお薦めすることは困難だと思います。
営業に向いていない人【3つあります】
自分で考えて行動できない人
そもそも営業は根性でやるものではありません。お客様のニーズを考え解決策を提示していかないと売れません。直接、お客様と会っていない上司からの指示を思考停止状態でやっていくだけでは決して安定した結果は期待できないでしょう。
プライドが高すぎる人
自分の商品やサービスにプライドを持つことは大切ですが、プライドが高すぎると自分のやり方や考え方に柔軟性がなくなり有益なアドバイスや顧客の声を素直にキャッチアップできなくなってしまいます。
感情のコントロールができない人
相手から批判されたり注意(アドバイスよりのもの)されたりした際にかっとなって我を忘れてしまう人や真面目な方に多いのですが成績不振のときに必要以上に負い目を感じてしまう方はあまり営業に向いていないかもしれません。
営業以外の仕事をする手段は?
転属希望を出す
会社にもよりますが転属希望を出せる場合はそこでアピールするのもアリです。ただ、希望を出すだけでは希望も通りにくいと思いますが、自己研鑽していれば好材料になるかもしれません。
私は懇意にしていた先輩が経理部だったので希望部署の欄に経理部と書いていましたが全く通りませんでした。ただ、営業の中でお客様の経営している会計書類を見ることがあったので、そこから会計について深く興味を持ち勉強していたら希望は叶ったかもしれませんね。
転職する
あなたのスキルや経験によっては求人を出している企業の事情で営業以外の職種とマッチする可能性もあります。転職エージェントサイトに登録さえすれば、現職で働きながら希望条件にあう求人を紹介してくれますし、経験豊富なエージェントに相談することであなたの強み・セールスポイントが明確になったりします。無料なのでうまく利用してみるのをお薦めします。
-
40代は転職エージェントを活用すべき理由【おすすめ会社3選】
続きを見る
起業する
もしあなたに得意なことがあり、それを立ち上げることが可能であれば起業もしくはフリーランスで働くという選択肢もあります。
ただ、あなたの商品やサービスで売上をあげるためには営業活動は必要になってくるかもしれません。
嫌いな営業経験でも将来を豊かにしてくれる?
営業のスキルは様々な場面で必要になります。営業の本質である「顧客のニーズを想定・把握し、自身の商品・サービスにて解決策を提案する」ということは、広報やマーケティング、商品開発などでも十分活きてきます。
付け加えて
を実践していくことによって現在の営業の成績UPが期待でき、あなた自身のビジネススキルも格段に上がりいろんな選択肢が増えることでしょう。もし、営業が嫌だと感じているのであれば、違うステージに向かう準備を今からやっていきましょう。
今後のキャリアについて参考になる1冊です。