
転職は何回までだと多いと思われるんだろう…
そんな疑問にお答えします。
40代ともなると転職経験がある方は多いのではないでしょうか?
とはいえ回数によっては、採用企業から敬遠されるのも事実です。
本記事の内容
・40代の転職回数は何回からが多いのか?
・転職回数が多い40代が転職を成功させる3つのコツ
・副業や独立も選択肢です
まずは現状を把握して対策を練ることが重要です。
40代で転職を経験し、現在は転職エージェントとして10年以上の経験から解説していきます。
最後まで読み進めていただき、今後の転職活動にお役立てください。
40代の転職回数は何回からが多いのか?
あなた自身の転職回数が、転職マーケット上のどこに位置するのか
確認することがスタートです。
この章では2つのデータを参考にしていきます。
40代は6割が転職経験あり
まずは40代の転職事情から確認していきましょう。
下図によると40代では6割以上が転職を経験しています。
そもそも40代で初めての転職活動という方は少数派となっています。
転職経験者だと2~3回という方が多いようです。
40代で転職が多いと思われる回数
それでは転職が多いと思われるのは何回目からでしょうか?
日々ミドルの転職相談にのっているプロのコンサルタントへのアンケート結果をみてみましょう。
出典:enミドルの転職(2018年 ミドル向けの転職コンサルタントのアンケート)
こちらはコンサルタントがミドルの方と面談を行って、「転職は難しいなぁ」と感じた方の転職回数です。
転職回数が4回(5社経験で6社目の転職活動)となると多い部類になります。
もちろん職種やスキルによって変わってくることはあります。
とはいえ、プロのジャッジなので参考にしておくべきです。
もしあなたが4回前後であれば、しっかりとした対策が必要となるでしょう。
転職回数が多い40代が転職を成功させる3つのコツ
選考においては色んなチェックポイントを書類や面接で確認して、加点・減点されていきます。
転職回数が多いと、減点される可能性が高くなるため相当な準備が必要です。
この章では転職回数が多い40代が転職を成功させるための3つのポイントを解説します。
①退職理由を明確にする
転職回数が多い場合は、それらの退職理由を明確にしておく必要があります。
なぜなら、面接時には必ず聞かれる項目だからです。
特に30代からの退職理由は、採用の可否につながってきます。
ネガティブな印象をもたれないようにしなければいけません。
・キャリアアップのための転職
・目的のある転職
・本人に非がない、不可抗力的なもの
上記のようなものであれば、マイナスにはなりにくいでしょう。
もちろん、そんな綺麗ごとばかりではないかもしれません。
僕自身も人間関係や社風が合わないといった理由でした。
きっかけはネガティブなものだったかも知れません。
とはいえ、転職に至るまでにはいろんな感情があったと思います。
嘘はいけませんが、様々な感情の中からポジティブなものを選べばいいだけです。
堂々と回答できるよう、退職理由を明確にしておきましょう。
②キャリアの一貫性を主張する
退職理由と同じぐらいにチェックされるのがキャリアの一貫性です。
転職先が場当たり的に受け止められるとマイナスでしかありません。
40代だと採用側は「あなたが何のプロなのか?」を見極めようとしています。
業界も職種もバラバラだと何かのプロフェッショナルだと見なしてくれません。
しかしながらキャリアに一貫性があれば、転職回数が多くてもマイナスにならないことも十分にあります。
転職先でそれぞれ実績や経験を積上げて、アピールポイントがたくさんあるからです。
視点を変えながら、これまでのキャリアに一貫性が持てないかをよく精査してみてください。
③納得感のある志望動機と熱意
3つ目のコツは、納得感のある志望動機と熱意です。
これまでの退職理由と今回の転職理由、そして応募先への志望動機が
ひとつのストーリーとして語れることが大事になってきます。
応募先企業を志望することに必然性があるように語れれば、
自ずと熱意がこもってきます。
そうすれば転職が多いひとに抱かれがちな
「すぐ辞めてしまうのでは?」という懸念が軽減されます。
以上のように、退職理由とキャリアの一貫性から志望動機へと
うまくつなげていくことが、転職成功へのカギとなってくるのです。
副業や独立も選択肢です
これまでは転職前提で解説してきましたが、副業や独立・起業も視野にいれてみるのもアリです。
かくいう僕も40代で転職したあと、紆余曲折して起業しました。
この章では転職以外の選択肢である副業と独立・起業について解説します。
副業
副業には以下のメリットがあります。
・収入源を複数持てる
・好きなことや興味のあることができる
・経験が得られる
・スキルや知識が身につく
・本業での経験・知識・スキルが副業にいかせる
・副業での経験・知識・スキルが本業にいかせる
もちろん、時間の確保や継続力は必要です。
とはいえ将来の独立・起業のためや1社の会社に依存しないためにも
40代は真剣に取り組むべきです。
ランサーズによると40代・50代の副業・複業が半数近くになるそうです。
この機会にぜひ検討してみてください。
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独立・起業
ここでいう独立・起業はスモールビジネスというニュアンスになります。
個人事業主や株式会社といった形態は問いません。
もし、あなたが売上をあげるスキルや経験を持っているのであれば
独立・起業も検討する価値があるでしょう。
継続して売上があがる仕組みを作ることさえできれば、独立・起業は煩わしい人間関係で悩むことはほとんどありません。
もちろん定年もありません。
初期費用やランニングコストを抑えたスモールビジネスは
経験豊富な40代にはよい選択肢だといえます。
すぐにではないにせよ、情報収集を早いうちから行っておきましょう。
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まとめ:あなたの人生をよりよいものへ
これまで転職回数の多い40代がどのように転職活動をするのか、
また別の選択肢として副業や独立・起業について解説してきました。
・退職理由を明確にする
・キャリアの一貫性を主張する
・納得感のある志望動機と熱意
転職を成功させるには以上の3つは必須レベルです。
事前準備として、これらは確実に整理しておきましょう。
また今後はあなた自身で稼ぐ力をつけておくべきです。
これからの時代は1社の会社依存ほどリスクが高いものはありません。
早めの行動が肝要です。
あなたの人生がよりよいものへ向かうことを心から応援しています。