ローカルで動かせる生成AIの代表格として、いま注目を集めているのが Forge と ComfyUI です。
どちらも人気が高く、「名前は知っているけど、結局どっちを使えばいいの?」と悩んでいる方は少なくありません。
両者は共通点もある一方で、操作感や得意分野に明確な違いがあります。さらに、PCのスペックによって「快適に動かせるかどうか」も変わってくるため、用途と環境に応じた選び分けが必要です。
本記事では、ForgeとComfyUIそれぞれの特徴、導入の流れ、そして実際にどんなユーザーに向いているのかを詳しく解説します。
「画像制作メインの人」「動画制作に挑戦したい人」「VRAMが8GBしかないけど大丈夫?」といった疑問を持っている方の判断材料になる内容です。
Forgeとは?シンプル操作で高速生成できるツール
Forgeは、Stable DiffusionのWebUIとして広く使われている Automatic1111 (A1111) をベースにした派生版です。
「A1111の使いやすさはそのままに、高速化や安定化を実現した改良版」と言えるでしょう。
Forgeの特徴
動作が軽快:処理の最適化により、A1111より速いケースが多い
UIが直感的:A1111を触ったことがある人ならほぼ同じ感覚で操作可能
拡張機能も豊富:ControlNetやLoRAなど、人気機能もサポート
初心者に優しい:とにかく「入れてすぐ使える」のが強み
つまりForgeは、「難しいことは抜きにして、まずはサクッと画像を作りたい人」 にぴったりの環境です。
Forgeの導入(簡単ステップ)
参考
1)PythonとGitをインストール
2)Forgeのリポジトリをダウンロード
3)webui-user.bat を実行して起動
👉 詳しい手順は別記事でまとめる予定です。
ComfyUIとは?ノード型で自由度の高い制作環境
一方のComfyUIは、Forgeとはまったく異なるアプローチを採用しています。
処理の流れを「ノード」と呼ばれるパーツとして組み合わせる方式で、自分でワークフローを組み立てられるのが最大の特徴です。
ComfyUIの特徴
自由度の高さ:生成の前処理・後処理を細かく制御できる
動画制作に強い:連番出力やアニメーション系ノードが豊富
高度な表現が可能:アップスケール、マスク処理、複雑なLoRA適用などを柔軟に設定
学習コストあり:最初は難しく感じるが、慣れると圧倒的な制作力が手に入る
簡単にいえば、ComfyUIは 「ただ画像を作る」から一歩進んで、「作品として仕上げる」ためのツール です。
ComfyUIの導入(簡単ステップ)
参考
1)Pythonをインストール
2)ComfyUIのリポジトリをダウンロード
3)python main.py を実行して起動
👉 こちらも詳細な導入記事を別途用意予定です。
ForgeとComfyUIを比較|操作性・速度・品質・用途別の違い
では、実際に両者を比べるとどうなのでしょうか?
以下の観点から整理してみましょう。
| 比較項目 | Forge | ComfyUI |
|---|---|---|
| 操作性 | 初心者でも直感的 | ノード型で学習コストあり |
| 速度 | 軽快。数分で完了 | 処理が複雑だと時間がかかる |
| 品質・制御 | シンプルな設定向け | 高精細・高度な制御が可能 |
| 用途 | 静止画量産、試し撃ち | 高品質画像、動画制作、複雑な処理 |
ポイント
操作性 → 「とにかく触ってみたい」ならForge。
速度 → Forgeが有利。ComfyUIは設定次第で重くなる。
品質 → 本気で作品を作り込むならComfyUI。
用途 → Forge=量産型、ComfyUI=表現型。
👉 ここまでで、「どちらが得意か」の全体像は掴めたと思います。
自分に合う選び方|用途 × PCスペックで考える
ここからが皆さんが一番知りたいポイントでしょう。
「自分の環境だとどっちがいいのか?」という判断基準を、用途とPCスペックの両面から整理します。
用途別のおすすめ
イラスト・同人系 → Forge(サクサク量産に向く)
リアル美女・高精細な作品 → ComfyUI(精度を追求できる)
動画・アニメーション制作 → ComfyUI(ノード制御で強い)
試し撃ち&本番仕上げ → Forgeで下書き、ComfyUIで完成させるのもアリ
スペック別のおすすめ(目安)
VRAM 6〜8GB
Forgeなら問題なく使える
ComfyUIも使えるが、低解像度やタイル分割前提
VRAM 12GB
両方快適に動作
ComfyUIでも高解像度生成やLoRA活用が現実的
VRAM 16GB以上
ComfyUIが真価を発揮
動画制作や複雑な処理も可能
RAM 32GB以上、CPU性能も重要
特に動画や大規模ワークフローでは全体性能が効いてくる
👉 つまり、「低スペックならForge」「ハイスペックならComfyUI」 がひとつの目安になります。
まとめ|ForgeとComfyUIは使い分けが正解
最後にもう一度整理しましょう。
ポイント
Forge → 直感的・高速。初心者や静止画量産に最適。
ComfyUI → 自由度・品質重視。動画や高度な制作に強い。
用途とスペックで選び分けるのが大切。
特におすすめなのは、両方インストールして併用するスタイルです。
Forgeでサクッと試して、良いアイデアが出たらComfyUIで仕上げる。これが最も効率的でクリエイティブなワークフローになるでしょう。
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