どんな会社名がいいかなぁ。
1社目の起業は失敗したので一時会社員に戻り 再度起業しました。
法人化を検討されるにあたり会社名をどうするか迷いますよね。
もし「やってしまった!!」とあとで気付いたら登記費用や印刷物などの手続きやコストがかかるので慎重になるのは当然です。
この記事では私の経験を交えて後悔しない会社名の決め方のポイントを解説していきます。
私と同じ目に合わないでくださいね!
後悔しない会社名の決め方【基本ルール|必須】
会社名を決めるとき、ワクワクしませんか?
私も1社目の時は色々と書き出して、意味付けしたり音読したりして決めました。
ただ2社目の時は、1社目の社名をもじっただけで適当に決めちゃったんですよね~。
まぁ、そうかもしれませんが事業を始めると社名変更は面倒なので
しっかりとチェックして後悔ないようにしましょう!!
基本ルール①「株式会社」や「合同会社」の文字を入れる
会社を設立する際は、社名の最初か最後に「株式会社」または「合同会社」の文字を入れなければなりません。
基本ルール②使用できる文字や符号には制限があります
会社の商号として、使用できる文字や符号には制限があります。
※上記の符号の使用は、字句を区切る際の符号として使用する場合に限られ、原則として商号の先頭または末尾に使用することはできません。なお省略を意味する「 .」(ピリオド)については、商号の末尾に使用することができます。
基本ルール③使用できる言葉には制限があります
会社の商号には以下の語句は使用できません。
①会社の一部門を表すような文字
商号の中に「○○支店」、「○○支社」、「○○支部」など、会社の一部門を表すような文字を使用することはできません。ただし、「特約店」、「代理店」という文字は使用可能です。
②法律で使用が禁止されているような文字
銀行業や信託業を行わないのに「銀行」「信託」という文字は使用できません。
また、公序良俗に反する文字(文言)の使用も認められていません。
基本ルール④同一の住所に同じ商号はNG
同じオフィスビルに登記されている会社名はつけることはできません。シェアオフィスなどは要注意です。
基本ルール⑤類似商号(有名企業と同じ社名)は避ける
有名企業と同一の社名にするのはやめておきましょう。
登記する住所さえ異なれば、名乗ることも一応可能ですが、不正競争防止法によって訴えられるリスクがあります。
類似商号があるかどうかは法務局にて商号調査簿で調べるかインターネットでも登記情報を確認することができます。
また商標登録の確認は特許情報プラットフォームで確認できます。
後悔しない会社名の決め方【3つの経験談+おまけ1つ】
後悔①営業スタイルを考慮すべきだった
実はこれが一番後悔しています。
現在の会社はお客様へ電話で連絡することがメインとなっています。
1社目が訪問メインであまり電話連絡することがなかったため気が付きませんでした。
もう、このやり取り何万回やったことか・・・。
時間のムダですね。
電話メインなら音声で聞き取りやすく、WEBやメールメインなら文字認識しやすくすることが大事です。自社の営業スタイル(将来も含めて考慮)をよく考えて決めましょう。
後悔②意味や由来はちゃんとすればよかった
現在の会社名は1社目をもじっただけなので大した意味がありません。
とタカをくくっていましたが、仲良くなると意外に聞かれます。
最初から気合が入った方はこんなミスはしないと思いますが
スモールビジネスとして法人化したのでお気楽に決めてしまいましたorz
社員を雇用しようと考えているのであればなおさら考えておきましょう。
後悔③ドメインのことを後回しにしていた
会社設立は全部自分で書類とか作成していたためインターネット関係は後回しにしていました。
会社名を決め、事務所の契約や許認可資料の作成などでバタバタしておりまして・・・
希望のドメインが取れず、「○○○○-△△△.com」でなんとか取れました。
一応、あまり長いドメインでなくてよかったのですが盲点(迂闊すぎますが)でした。。
加えて会社名+都道府県名で検索したときにドメインパワーが強い他社が上位を占めていて大変でした。6年目以降は比較的上位になりましたのでホッとしています。
おまけ
海外との取引がある場合は外国語での意味や発音を意識しないとおかしな会社名になりますので気を付けましょう。
海外の事例ですがアマゾンについてです。
当初、「Cadabra.com」との社名でしたが、英語で “死体” を意味する “cadaver” と音が似ていたため、「Amazon.com」に変更したそうです。
まとめ
起業するときに後悔しない会社名をつけるために気を付けていただきたいことは下記です。
会社名はいつでも変えられますが、事業を始めたあとだと
取引先への告知、各種印刷物の変更、登記の変更などかなり面倒くさいです。
あとで適当に決めたのを後悔することがないようにちゃんとしましょう!