AI画像を使った作品制作や販売が当たり前になりつつある今、
「このモデルって商用利用できるの?」 という疑問は避けて通れません。
特に、Fanvue・Patreon・個人販売サイトなどでAI美女画像・動画を扱うクリエイターにとって、モデルのライセンスは収益に直結する重要な要素です。
そして最近、複数の AI生成サービスで “商用利用可” の表示がベースモデルと一致していないケース が増えています。
これは SeaArt に限らず、海外を含む多くのプラットフォームで共通する問題です。
この記事では、初心者でも誤解しないように、
商用利用の仕組みとライセンス確認の基本 を丁寧に解説します。
なぜ商用利用の確認が必要なのか?
生成AIで作られた画像には著作権がないケースが多いですが、
モデル自体のライセンスは必ず守らなければなりません。
商用NGモデルで画像を販売すると:
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ライセンス違反になる
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投稿削除やアカウント停止の可能性
-
企業案件ならクライアントにも影響
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海外では法的措置やDMCA対象になり得る
特に Flux 系のように、見た目では判断しにくいライセンスのモデルが増えており、誤解が起きやすい状況です。

“商用利用”とは何か?
✔ 商用利用OK(お金が発生する利用が対象)
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作品の販売
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Fanvue/Patreonなどの有料投稿
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広告用バナーやサムネイル
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企業案件やブランド案件
❌ 商用利用NG
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個人の趣味利用
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X(Twitter)などへの投稿
-
収益が発生しない利用
どんなモデルも、「商用利用」の範囲はライセンスで厳密に決まっています。
ライセンスを確認する正しい方法
初心者がもっとも誤解しやすいポイントは、
生成サービスに書かれた「商用可」をそのまま信じてしまうこと。
これは SeaArt だけでなく、国内外の複数の生成プラットフォームで共通する傾向です。
✔ ライセンス確認の“正しい場所”は以下の3つ
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HuggingFace のモデルページ
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GitHub の README や公式ブログ
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作者が公開している LICENSE ファイル
❌ 生成プラットフォーム上の説明は「参考情報」
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表示が簡略的
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LoRA作者の申告ベース
-
ベースモデルのライセンスまで反映されていないケースがある
つまり、
生成サービスの表示は“追加情報”であり、最終的な判断基準にしてはいけない のです。
生成サービスの「商用OK表記」が当てにならない理由
多くの生成プラットフォームは、
-
モデル投稿者の申告をそのまま表示する
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ベースモデルのライセンスまでは管理していない
-
作品利用の責任は利用者に委ねる(利用規約に明記)
という運営方針を取っています。
これは SeaArt でも TensorArt でも海外の他サービスでも同じです。
例:Flux.1 [dev]
-
生成サービスでは「商用可」と表示されることがある
-
しかし本家(HuggingFace/公式)は
→ Non-Commercial License(商用利用禁止)
このように、表示のズレが初心者のトラブルを招いている のです。
ベースモデルのライセンスが「最優先」される理由
LoRA のライセンスはベースモデルに従うため、
LoRA作者が“商用OK”と言っていても、ベースモデルが商用NGなら全体として商用NGのまま。
これを理解していないと、判断を誤ります。
✔ 正しい理解の例
-
ベースモデル:商用OK
-
LoRA:商用OK
→ 商用利用 完全OK -
ベースモデル:商用NG
-
LoRA:商用OK
→ 商用利用 NG(絶対ダメ)
最終的に優先されるのは ベースモデルのライセンス です。
初心者が安心して使える、商用OKモデル一覧
安全に商用利用したいなら、以下のモデルが鉄板です。
✔ Stable Diffusion 1.5(完全商用OK)
✔ Stable Diffusion XL(完全商用OK)
✔ Wan2.2(商用OKの最新系)
✔ Play(旧Playground v3、商用OK)
特に SD1.5とSDXLは、公開ライセンスが明確 なので初心者に最適です。
初心者が避けるべきモデル
商用利用で危険度が高いものは以下です。
❌ Flux 系(dev は商用NG)
❌ 教育・研究目的モデル
❌ 有名キャラ・芸能人系LoRA(商用不可)
❌ プラットフォームの表示が曖昧なモデル
一発で判断できる商用利用チェックリスト
初心者は以下を見るだけでOK:
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ベースモデルのライセンスは商用OKか?
-
LoRAも商用OKか?
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HuggingFaceや公式の記述を確認したか?
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生成サービスの表示だけで判断していないか?
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自分の用途(販売・広告)がライセンス内か?
これだけで、ほとんどのトラブルを回避できます。
まとめ
生成AIモデルやLoRAを商用利用する際に最も重要なのは、プラットフォーム側の表記だけを信用しないこと です。SeaArtのようなサービスは便利ですが、そこで「商用利用OK」と書かれていても、実際には元モデルのライセンスが制限付き というケースが少なくありません。
安全に運用するためには、
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ベースモデルの公式ページでライセンスを確認する
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LoRAの投稿者が示すライセンスを必ずチェックする
-
不明な場合は「商用不可」と判断する
この3点を守ることで、知らないうちに規約違反になるリスクを避けられます。
生成AIの世界では、モデルやサービスの仕様が日々アップデートされます。クリエイターが安心して活動を続けるためにも、ライセンス確認を習慣化しておくことが大切です。
【追記】
他の画像生成サービス(Mage、TensorArt、Civitai系サービスなど)でも、SeaArtと同様の注意点が存在します。
プラットフォーム上で「Commercial Use Allowed」と表示されていても、元のモデル自体が研究目的限定・非商用ライセンス である場合、商用利用はできません。
特にFluxシリーズや、学術モデル・企業製モデルはライセンスが複雑なことが多いため、利用前に必ず 元モデルの公式ライセンス文 を確認するようにしてください。
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