40歳転職限界説(少し前は35歳と言われていました)とあるように40代の転職は難しいと考えている方は多いのではないでしょうか?
確かに仕事を探していて「年齢不問」とは名ばかりで一定の年齢でNGにされるケースはあります。ましてや未経験職種など・・・
この記事では40代で未経験職種の仕事を探す場合のポイントや狙い目の職種について解説していきます。
40代で未経験職種の仕事を探すコツ
ポイントは3つ
未経験職種の仕事を探す際に以下の3つのポイントを意識してみるといいです。
▶経験業種から選ぶ
これまでに経験している業種であれば、業界知識や特有のビジネスルールもわかっているため未経験職種×未経験業種のところよりは入っていきやすいです。ただし、経験職種と狙っている職種との親和性が無い場合は資格を持っているとか、自分で作ったものがあるとかがないと難しいかもしれません。
▶得意なことから選ぶ
例えば独学でプログラミングを勉強していて自作のものがあるとか、英語学習をしていて日常会話はOKとか経験職種以外にスキルがあればその強みが活かせる職種から選ぶのもよいでしょう。
▶未経験者でも転職しやすい職種から選ぶ
未経験者でも転職しやすい職種としては
営業、セレモニー関連、人材コーディネーター、運転手、介護関係、飲食関連、工場などの製造業務
が挙げられます。いずれも高度な資格を必須としているものではなく、これまでの経験やあなたの性格などを活かして転職活動が行えるところです。
自己分析で「できること」を洗い出す
40代の転職活動においては自己分析がとても大事になってきます。
まずはキャリアの棚卸しを行い、これまで経験してきた業務を洗い出し専門知識・専門技術や仕事の仕方・人との関わり方を見極めてください。
40代は若い世代と比べて経験豊富ですのでスキル単体だけでなくスキルの掛け算で「できること」を検討してみると検討可能な職種の範囲が広がります。
見つからない時は早めに「プロ」の手を借りる
40代の仕事探しは求人サイトだけだと見つからないことが多いです。キャッチコピーを見ても「若い世代が活躍」みたいな言葉が躍っていませんか?広告なのでターゲットを明確にしないといけないためメインで募集したい年齢に訴求しているからです。
転職エージェントは日々求人を収集していますので情報量が違います。個別の企業の細かなニーズまで把握しているためどの企業が40代の応募をしているのかも抑えています。また無料なので使わない理由がありません。
なぜ「未経験職種」を探しているのか?
興味のない職種でなんとなく40代をやり過ごすよりは果敢に未経験分野にチャレンジするほうが50歳以降の人生を考えた時にプラスになると私は思います。
ただ、未経験職種を検討している理由が消極的な理由だった場合は一度冷静に考えたほうがいいかもしれません。
40代での仕事の仕方が50代、60代に大きく影響していきます。定年まで面倒を見てくれるような会社はないと思って50歳の段階でどのような人材になるのか目標を決めておくことが必要だと思います。
東京商工リサーチは2日、2020年1~5月に上場企業33社が早期・希望退職を募集したと発表した。前年同期の2倍で、19年の年間(35社)に迫る。
出典:日本経済新聞 上場33社が早期・希望退職 1~5月、19年の通年に迫る 商工リサーチまとめ
まとめ:未経験職種を選ぶなら将来のビジョンもセットで
40代はキャリアの折り返し地点です。少なくともあと20年は働くことになるためこの世代をどう過ごすかで50代以降に影響していきます。
未経験職種にて自分の強みを補強するのか、追加するのか。いずれの戦略も将来を見据えた動きであればいいと思います。まだ将来のビジョンがないのなら今からでも遅くありません。しっかりと考えてみてください。そしてそのビジョンが自分にとって良いものであれば覚悟をもって取り組めば問題ありません。
40代で未経験職種は難しくはありますが決して無理ではありません。50代以降、自分らしくあるためにこの40代で進化していきましょう!
併せて読みたい
おススメの本
40代のキャリアを考えるのに頭が整理されます。